京都は大好きで何度も旅行に行っていますが、いつも京都駅周辺の安いビジネスホテルに宿泊し、日中の観光に全力を注ぐスタイルの旅行をしてきました。
しかし、今回、京都の嵐山の宿でゆっくり過ごすという贅沢なステイがしたく、いつものビジネスホテルではなく、食事付き、温泉付きの嵐山の宿に泊まることをメインに京都に行ってきました。
そこで選んだ宿が嵐山にある「花伝抄」
今や大人気ドーミーイン等の系列である共立リゾートのお宿のひとつ
今回はお宿「花伝抄」の良かったとこ、悪かったとこ、結局どうなのかという点を書き連ねていきたいと思います。
立地
まず、宿の立地としては、阪急嵐山線「嵐山駅」の本当に目の前なので、阪急嵐山線に乗っていく分にはとても良いです。
私達は新幹線で京都に来て、そのままJR線「嵯峨嵐山駅」から行ったので駅からは１０分程歩きました。
嵐山の栄えている場所（お店とかが並んでいるメインストリート）を通って、渡月橋を渡って行くので飽きずに楽しみながら歩けます。
朝にも渡月橋の川沿いを散歩したのですが、京都らしい風景に静かな時間が流れ、渡月橋の川沿いも広場になっていたりしてゆっくりできたのでぜひ泊まる方は朝のお散歩をおススメしたいです。
チェックインしてから、荷物を置いて嵐山のメインストリートでお土産を買ったり、食べ歩きができるような距離感なので立地としてはかなり良いと思います。
お風呂
このホテルでは貸切風呂が開いていればいつでも入れ、使い放題な点が魅力です。
京都で露天風呂客室というとかなり高額な宿になってしまったり、でもカップルや夫婦、家族で一緒にお風呂に入りたいという場合貸切風呂があるのはかなり有難いです。
京都の嵐山エリアで貸切風呂がある宿もそう多くはないので貴重なお宿だと思います。
これもあってか客層としてはファミリーや若いカップルが多い感じがします。
部屋数も少ない宿ではないので、貸切風呂が混むのでは？と思っていましたが、私達が行った際はタイミングも良かったのかあまり混んでおらず、先客が居ても待っている場所があり、並んでも１組順番を待てば入れる状況でした。
趣向が異なる貸切風呂になっているので、入り比べるのも楽しいです。
結局、私達は５種類全ての貸切風呂を制覇できました。
一番良かったのは露天風呂の「竹庭の湯」が良かったので参考になると良いです。（ただ、露天風呂は混みあう傾向にはあります）
ただ、露天といってもお風呂から嵐山の景色が見れるわけではないのであしからず。
京都で温泉に入れること自体、個人的には贅沢な経験だと思えたのでお風呂はかなり良いです。
食事
食事の時間になったので、食事処へ行ってみると、入り口にちょっとした人だかりが…
何でも食事処に入る順番待ちで人が溢れかえっており、スタッフに行った順番で待っている様子。
食事の時間に行ったものの、自分たちの順番が来るまで３０分ほど入り口で待ちました。
ちょっとこれにはテンション下げられました。
気を取り直して、食事で案内されたのが２人用のカウンター席
共立リゾート系列の宿には何度か行ったことがあるのですが２人で行くとカウンター席に案内されることが多い。
うーむ、普通に向かい合った席に座りたいのですが２人だとそうなりがちなんですかね。
私達は宿泊を飲み放題付きのプランにしたので、どのメニューが飲み放題になるのか聞いたところ、飲み放題付きのプランで予約になっていないと店員さんに言われてしまい、確認しますとのこと。
こちらは予約した際のメールもあったので、確かだったのですが１０分くらい後に「飲み放題付きのプランでした」とのこと。
あまり、店員さん把握してないようなのでもしかしたら飲み物を頼む前に確認した方が良いかと思います。
食事自体はコースになっており、前菜から登場、おばんざいと天ぷらのオーダーブッフェ。
おばんざいは一通り頼み、天ぷらは紙に鉛筆で必要な分を書く形式でした。
天ぷらも食べ放題と聞いていたのですが、店員さんからそのような説明はなく、召し上がるものを選んで書いて下さいと言われたので言う通りに…
あれ？オーダーブッフェじゃなかったの？と不安になり、結局追加オーダーせずに終わりました。
結果、オーダーし放題だったのか分かりません笑
でも、HPを見るとオーダーブッフェと書いてあるので頼んで良かったのだと思います。
その場で確認すれば良かったのですが、最初にオーダーした天ぷらも出てきた瞬間から冷たく、何だか萎えてしまってオーダーも確認もせずに終わってしまいました。
ということで、食事はあまり良くなかったかなぁ（せめて、天ぷらが揚げたてであれば満足度違っただろうに…）
朝食もブッフェですが、ブッフェ形式だからか行列が出来てしまい、品数も多くはないと感じました。
しかも、人が歩いて食べ物を取りに行くからか食べ物が床に落ちており、スリッパ等なく素足で館内をくつろげるようになっているのですが素足でそれを踏んでしまい、掃除もされてなくて残念。
食事は満足できませんでしたが、夕飯に飲み放題プランがあるのは呑兵衛には一つ魅力ではあります。
サービス
こちらでは、色浴衣が選べるサービスがあるのですが、私達が４時くらいにチェックインした時には既に浴衣は残っていなかったのでこれは早くにチェックインしなければダメみたいです。
後に補充されることも宿泊中はありませんでした。
また、共立リゾートお馴染みの夜鳴きそばのサービスがあります。
私達は丁度夜鳴きそばの時間に通りかかり、すぐに食べられたのですが、後から人がごった返し、夜鳴きそばを作っている店員さんも一人だったので、手が回らない様子。
番号札をもらって順番を待つのですが、番号札をもらって順番を待っている人と、列に並んで順番を待っている人がぐちゃぐちゃになり、待たされている人がしびれを切らして店員さんを怒鳴る場面に遭遇しました。
騒ぎを聞きつけてスタッフが見に来るものの、手伝ったりはせず、何だかスタッフ同士の関係も良くはなさそうです。
夜鳴きそばの提供開始時間には人がかなり来て込み合いますので、ちょっと落ち着いた時間を見計らってもらいに行った方が良さそう。
ロビーには２４時間飲めるドリンクバーがあるので、これはとっても良かったです。
お風呂上りに通りかかった際に飲めますし、エレベーターの待ち時間に飲むこともできます。
部屋は、正直あまり記憶に残っておらず。
可もなく不可もなく。普通だったと思います。
総合評価
色々書いて来ましたが、じゃあ結局どうなのか。
あくまで個人的な感想ですが
京都で貸切風呂に入れる宿としてはコスパ◎
だと思います。
私達の場合、首都圏から新幹線＋宿代で一人４万５０００円程。
しかも、土曜日の宿泊だったこと、京都の嵐山エリアであまりない貸切風呂入り放題の宿であることも含めると、この値段は安いと感じました。
ただ、宿で一流のサービスを受けたいと思っている方には不向きの宿かなと思います。
ラグジュアリーな体験をしたいという方、静かに宿で過ごしたいというステイをお望みだとちょっと目的と違うかなという感じです
共立リゾート系列は、飲み放題を夕飯に設けている宿も多く、夜鳴きそば等のサービスが充実しているのでよく利用するのですがあと一歩惜しい感じがします。
私達は楽しめましたが、確かに若いカップルや夫婦向きかもしれません。
また、来たいかというと施設としては十分のスペックがあると思うので、スタッフのサービスとか混み合うお客さんの分散方法とか改善されたらまた来たいという感想です。
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